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ニキビ治療

ニキビの治療は症状や進行状態により異なります。そのためにはまず皮膚科専門医(クリニック・病院)で受診されることが大切です。医師は診断結果に基づき必要な治療計画を立てます。
ニキビと言っても、全て短期間で治るものとは限りません。状態によっては幾つかの治療方法を併用して行うなど、長期にわたっての治療が必要な場合もあります。症状や治療にあたって分からないことなどがあれば、医師とよく相談されて適切な治療を受けていただくことをお勧めします。

ニキビの専門クリニック

ニキビは保険治療、それとも保険外治療?

ニキビ治療の医療費

ニキビ治療には保険の適用範囲と、保険の適用範囲外とがあります。保険適用範囲の治療では、健康保険の診療負担分(義務教育就学後から70歳未満の医療給付により、3割負担)で済みます。

保険適用の治療例

 外用過酸化ベンゾイル製剤による治療


ニキビ原因菌の増殖を抑え、毛孔の詰まりを改善します。白ニキビなど初期のニキビから炎症化したニキビ(赤ニキビ)の治療に用いられます。

 外用レチノイドによる治療


毛孔の詰まりを改善します。ニキビの卵(前段階)とも言える 微小面皰(びしょうめんぽう)から白ニキビ、黒ニキビ、そして赤ニキビまでの治療に用いられます。

 抗菌薬による治療


抗菌薬には、塗布用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)があります。
赤ニキビなど炎症化した状態(赤ニキビ)の治療に用いられます。

 外用過酸化ベンゾイル+外用レチノイド配合剤による治療


過酸化ベンゾイルとレチノイドを配合した塗布用薬による治療です。初期の白ニキビから炎症を起こしているニキビ(赤ニキビ)の治療まで用いられます。

 外用過酸化ベンゾイル+抗菌薬配合剤による治療


過酸化ベンゾイルと抗菌薬を配合した塗布用薬による治療です。初期の白ニキビから炎症を起こしているニキビ(赤ニキビ)の治療まで用いられます。

 外用イオウ製剤による治療


外用イオウ製剤は比較的刺激が弱いうえ、抗菌作用もあるためニキビに直接塗ることができ、毛孔に詰まった角質をはがして開きやすくするなど、ニキビ治療に用いられます。

 漢方内服薬(飲み薬)による治療


他のニキビ治療と併用して漢方内服薬(飲み薬)を用いて治療する場合があります。当然ですが、医師による処方の下に行われます。

 面ぽう圧出による治療


専用の医療器具により、毛孔に詰まっている皮脂や角質などを物理的に取り除いて治療します。

外用薬とは、皮膚の表面に塗布したり、粘膜などに適用する薬で、含嗽(がんそう)剤・湿布剤・吸入剤・点眼剤・軟膏剤などを言います。

保険適用外の治療例

 ケミカルピーリング


ケミカルピーリングは、フルーツ酸の一種であるグリコール酸などの酸を塗り、表皮の古くなった角質を化学的に融解して剥離、除去し、新しい皮膚へと再生を促し、肌を生まれ変わらせる治療法です。これによって、ニキビ跡が治療されますので、ニキビ跡でお悩みの方には救いの治療法であると言えます。
また、メラミン色素の排出が促進されるため、美白効果もあります。そのため、シミ治療など美容医療の領域に入る治療法としても知られています。現在は保険の適用外となっています。
費用は、使用する薬剤によって異なりますが、1回4,000円〜30,000円位で、効果を得るためには、5回〜10回程度続けなければなりません。保険適用外ですので全て自費となり、かなり高額な費用となります。

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